トップページ >

フォーブス日本の富豪50人

トップはユニクロの柳井社長

 アメリカ・フォーブス誌が今春、「日本の富豪50人」を発表した。

 「日本の富豪」は、 世界長者番付とは別にフォーブスが毎年発表している日本のみの長者番付で、例年40人選出してきたが、今年は50人となっている。

 トップは前年に続いてファーストリテイリングの柳井社長で、資産155億ドル(約1兆5035億円)。昨年の資産8798億円から一気に6000億円ほど積み増した格好だ。

 2位はサントリー佐治社長、3位ソフトバンク孫社長など、5位まで前年と同じ顔ぶれだ。

 昨年はグリーの田中良和社長が前年の18位から2905億円と7位に急浮上した経緯があるが、今年は1843億円と15位にランクを下げた。

 田中社長が米フォーブス誌「長者ランキング」にランクインしたのは32歳の時だった。ライブドアの堀江貴文氏、SNSミクシィ創業者笠原健治氏と同じく史上最年少タイだった。

 2000年に楽天に入社した後、独立した田中社長だが、起業の師匠ともいうべき存在の楽天・三木谷浩史氏は昨年の4位、5229億円から今年は6208億円と一年間で1000億円、積み増した。昨年こそ、その背中が見えてきたかに見えたが、しばらく忍耐の時代を余儀なくされている。

 ネット通販会社のスタートトゥデイ社長・前澤友作氏の今年の資産は718億円と42位で、前年の30位から順位を下げた。

 前年ランクインしていなかった人物で今年、日本の富豪50人に選出されたのはコナミ創業者の上月景正氏やディー・エヌ・エー創業者の南場智子氏などだ。上月氏や南場氏の資産は、それぞれ1164億円、534億円と弾いている。また今年もパチンコや消費者金融関連の人物が多くランクインしている。

 なお表の資産は1ドル=97円で換算した。

この記事のトップへ戻る