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永田町ファイル

自民党 二階俊博幹事長 記者会見

総裁選 8・28

【小泉筆頭副幹事長冒頭発言】最初に安倍総裁から、来週の総裁選告示に向け、先日鹿児島で出馬表明をした。来年の皇位継承やG20、オリパラなど大きな時代の節目を迎える中、政権与党に相応しい、この国のあるべき姿について骨太の議論を行いたい。昨年の総選挙での国民の負託に応える総裁選にしなければならない。堂々とした議論を展開 するという話がありました。
 沖縄知事選は日本、沖縄県、そしてわが党にとって極めて重要な選挙だ。党役員には全力投球して頂くようお願いするというお話もありました。
 最後に竹下総務会長からは、ご縁のある沖縄に10日以上入り、応援に全力を尽くしていくというお話がありました。

【二階幹事長冒頭発言】沖縄知事選ですが、佐喜眞氏を推薦し、全面的に支援することを決めていますが、ただこれは支援するということを決めただけではなく、現地に入って全力を尽くして、自民党は勝利のために頑張っていこうということです。
 次に、2月の名護市、3月の石垣市、4月の沖縄市とそれぞれ(市長選で)勝利を得させていただきましたが、知事選はなんといっても県政全体での大きな役割があるわけです。この選挙戦で勝利を得るべく、しかも激戦が予想されるだけにしっかりした戦いを行い、総力を挙げて最終勝利に向かって進んで行きたい。一致団結して党として頑張る決意です。

【記者】安倍総理からも発言があったということですが、総裁選挙へ正式に立候補の表明をしました。石破氏も立候補を表明していますので、今後選挙戦になります。改めて、この安倍総理と石破氏が立候補する総裁選挙はどのような論点の総裁選挙になると期待していますか。

【幹事長】いずれもわが党の指導者であり、今日まで党の発展のために懸命のご努力をいただいたお二方です。国民の皆さんも日頃の国会等でのご活躍からして、論戦等にも相当期待を寄せてくれていると思います。その期待に違わぬように、しっかりした選挙戦を展開して頂きたいと願っています。

【記者】政策等々で国民の理解を得る努力を候補者にはしてほしいということを幹事長はかねてから仰っています。そうした観点から、両候補にどういうことを望むか。また政策的にどのような論争を期待するか。その辺りはいかがです。

【幹事長】両候補が、選挙戦が始まったからといって特別のことを仰るのではなく、日頃から党の幹部として活動してこられた実績に基づいて、そのお考えを披瀝して国民の皆さんと党のみなさんの理解を得られるようにご努力をいただきたい。これを切に願うところです。

【記者】中央省庁での障害者雇用の水増しについて、政府は3460人と発表しました。この数字についての幹事長の受け止めをお伺いします。また、野党側は厚労委員会での参考人質疑を求めていますが、与党側としてはどういう対応を取られますか。

【幹事長】与党側としては、国会対応ですから、それぞれの時間のこともあるしいろいろと事情もあると思いますが、しっかりした国会対応をやることは当然のことだと思っています。

【記者】3460人という数字の発表についてはどのようにお受け止めでしょうか。

【幹事長】もうこれは何をか言わんやで、当方も物の言いようがありません。こうしたことが再び起こらないように、われわれもこれから注意をしてまいりたいと思っています。

【記者】総裁選に関して、石破元幹事長は個別テーマごとの政策論争とか積極的な論争の機会を求めていますが、今検討されている日程ですと、演説会の機会が総理の公務等もあって5回程度と、前回の12年の総裁選よりはだいぶ少なくなっています。このような現状や検討の状況をどのように見ていますか。

【幹事長】それぞれ選挙の仕方については、両候補両陣営が策を練って、出来るだけ効果の上がるように努力をされていると思います。始まったら、あまりこの内容に党の執行部として意見を差し挟むことではなく、ここは両陣営の皆様にしっかりお任せして活発な議論を展開してくれることを期待したいと思っています。

【記者】沖縄知事選について、明日、野党側は玉城デニー衆議院議員が立候補を表明する見込みです。これで固まって来ると思いますが、改めてどうやって戦っていく考えかを教えてください。

【幹事長】沖縄という地域は、日本国にとっては当然ですが、大変重要な位置付けがなされています。われわれはこの選挙戦を大変重要視して考えているわけですが、その気持ちを持って、この選挙に党を挙げて全力投球で戦い抜きたい。このように思っています。

北海道地震と総裁選挙 9・6

【記者】まず幹事長から、地震を受けて緊急の役員会でしたけれども、どのようなものでしたか。

【幹事長】まず早朝から大事件が発生したわけでありますが、われわれはこれに対して、党として従来からの方針に基づき全力を尽くして災害復旧に取り組む、こういうことで先ほどからずっと会議を続けておりました。
 今後、この問題につきまして対策本部を設置する。「自由民主党平成30年9月北海道地震・台風21号災害対策本部」というものを設置することといたしました。本部長は幹事長が務めることになりました。本日午後3時より第一回の会議を開催することになりました。また、北海道道連会長ほか多くの議員各位から総裁選挙について自粛を求めるという意見がありました。これを受け、役員会としては、明日(7日)告示の総裁選挙については、総裁選挙の大枠は変えない。たくさんの日程が内外にありますから、日程を簡単に変えるとつじつまが合わなくなってきますので、大枠は変えない。ただし、明日は届出のみを行う。
 そして、安否不明者がいる現状であり、生死を分ける72時間を考慮し、3日間、総裁選挙活動を自粛し災害復旧に全力挙げることを、申し合わせをした次第であります。
 役員会の総意として総裁選挙管理委員会に申し入れるということにしたいと思っております。

【記者】幹事長、今のご発言にもありましたけれども、明日に告示が予定されているという中で、今仰ったような対応ということですけれども、総裁選挙は明日告示になりますが、幹事長として、党としてどういう臨み方をしていくのか。お考えをお聞かせください。

【幹事長】思わざることでこういう状態になったわけですが、それはそれとして、他の分野であらかじめ準備をしていただいていることもたくさんありますから。やれるものは平常通り進めていきたいということです。

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