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永田町ファイル

自民党 二階俊博幹事長 記者会見

ロシア外交  1・15

【稲田朋美筆頭副幹事長】本日の役員会の概要を報告します。安倍総裁からは、事情が許せば来週ロシアとダボスを訪問する。日露首脳会談では平和条約交渉を前進させていきたい。帰国後、国会を召集したい。補正予算、本予算のほか、教育無償化などもある。皇位継承を迎えるにふさわしい国会にしたいとの発言がありました。橋本参院会長からは、山梨県知事選においてしっかりと応援体制を取っていきたい。できるだけ現地に入りたいとの発言がありました。

【二階俊博幹事長】今お話がありました通り、山梨県知事選挙は、本日で6日目を迎えました。先週末には甲斐市や南アルプス市に女性議員を中心に入っていただきました。これまでに延べ84名の先生方に応援に入っていただいている。これをもう一度繰り返しやっていきたいと思っています。いずれにしても総力戦でこの選挙戦を戦い抜きたいと思っていますから、宜しくお願いを申し上げます。

【記者】関口参議院国対委員長からも言及がありました厚労省の勤労統計について、誤った手法が取られていたという問題が発覚しています。一般の国民の方にも影響のある話でして、誤っていたという事実についてどう受け止めていますか。

【幹事長】国の統計の信頼を揺るがせる行為でありまして、そうしたことに対して気が付かなかったとか、あるいは気が付いても今日このご質問をいただくまで大きな問題として捉えていなかったということは、これは自民党としても政府に対して厳重に注意を求めていきたいと思っています。

【記者】関連して野党側は通常国会でこの問題について徹底的に追及する構えを見せています。国会運営や、統一地方選挙や参院選への影響はどうお考えですか。

【幹事長】国会で質問されるのは当然だと思いますが、与党としてもしっかりした対応をしていきたい。しっかりしたと言うのは、厳しい対応をしていきたいと、こう思っています。

【記者】以前から厚労省で大きな問題がある度に、厚労省の業務量が膨大で、分割すべきではないかという意見が自民党内にも出てきます。分割すべきではという考えについてどのようにお考えですか。

【幹事長】問題があるから分割すべきだということには、私はもっと慎重に考えるべきだと思っています。

【記者】昨日、日露の外相会談がありまして、平和友好交渉がスタートしました。ロシア側は北方領土については、第二次世界大戦の遺産だということで合法的に得たという立場で、日本側とは見解が激しく相違する状態で、交渉は難航が予想されますが、どう受け止めていますか。

【幹事長】これは今日まで解決が出来ていないわけですから。今後にも尾を引くと言いますか、いろんな問題があろうと思いますが、われわれは粘り強く自らの国の主張を繰り返していきたいと思います。私は、場合によっては自民党の議員の派遣なんかも頭の隅では考えております。

【記者】昨日の外相会談を受けて22日に首脳会談が行われます。首脳同士のトップダウンの決断が期待されますが、幹事長はどのような期待を持たれていますか。

【幹事長】首脳会談は、その会談をやってみた結果を見なきゃ、今こっちからこうだろうなんて予見を持って話をするのはどうかと思います。しっかりやってくれるだろうと思います。

【記者】勤労統計について、この問題を巡っては、1年前に数値の不正があったのを公表していなかったり、いろいろと問題が指摘されています。現時点で責任問題ということについては、どこに責任があるとお考えですか。

【幹事長】これはもっと詳しく話を聞いてみないと分かりませんが、責任があればその責任は明確にしていただきたいと思っています。

【記者】それは大臣の辞任だったりでの責任の取り方があるということですか。

【幹事長】いや、問題がどんなことかということを聞いた上で、です。

【記者】ロシアの問題ですが、先ほど幹事長は北方領土について、場合によっては自民党議員の派遣も頭の隅で考えていると発言がありました。これは自民党のどういう方を派遣して、どなたにお会いして、どういうことを話し合うというイメージでしょうか。

【幹事長】それは当然これから考えることです。

【記者】福岡知事選挙について、県連は新人の竹内さんの推薦を決めました。現職もいる中で、党本部としての推薦はどういう判断になるでしょうか。

【幹事長】これは福岡という大きい県ではありますが、地域の選挙ですから。地域の状況をよく見極めて判断したいと思っています。

【記者】現段階では、どちらに推薦を出すかを党本部としては決めていないということですか。

【幹事長】決めたら発表しますから、決めていないわけです。

【記者】地方の知事選挙で自民党側が分裂しているという状況が相次いでいます。これについてどう受け止めていますか。

【幹事長】これは分裂でもなんでもありません。意見が活発に主張されているということであります。最終的には一本にまとめます。

【記者】国会の召集時期について、総理からは帰国後に召集したいというお話がありましたが。具体的に何日という言及はまだ無かったのでしょうか。

【幹事長】大体何日というようなことを官邸の方ではお考えになっているでしょうが、そういうことに対して、党としては積極的に協力していきたいと思っています。

細野豪志氏の二階派入り 1・29

【記者】一部で、無所属の細野豪志衆議院議員が二階派に特別会員として入るということが報じられております。このことへの受け止めと、細野議員にどのような役割を期待したいでしょうか。

【幹事長】まだお目に掛かってもいませんから、役割を与える云々するところまではまいりません。

【記者】今後、自民党への入党も視野に入っているのでしょうか。

【幹事長】本人の希望、それから県連や地域、周囲の四囲の情勢を判断して党は決めるわけです。

【記者】特別会員として二階派に入ることはもう事実として決まっているのでしょうか。

【幹事長】決まっているわけではありません。これからです。

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