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月刊事件簿

1月19日(土)
10代少女に淫行容疑で高校教諭逮捕─石川県警 未成年だと知りながら10代の少女にみだらな行為をさせたとして、石川県警能美署は児童福祉法違反容疑で私立高校教諭井野山修平容疑者(25)金沢市泉野町を逮捕した。「そのような事実があったことは間違いない」と、大筋で容疑を認めているという。逮捕容疑は昨年11月13日、石川県内の駐車場に止めた自家用車内で、同県の10代少女にみだらな行為をさせた疑い。

20日(日)
虚偽申告の機長解雇、ANA飲酒問題 全日本空輸からグループ会社のANAウイングスに出向していた機長が、乗務前にアルコールが検出された際に飲酒量や時間を虚偽申告した問題で、全日空が機長を懲戒解雇したことが同社への取材で分かった。ANAウイングスも口裏合わせに協力した副操縦士を出勤停止1カ月の処分にしたという。 春日部共栄監督が部員を平手打ち、埼玉─高校野球 高校野球の強豪として知られる春日部共栄高校(埼玉)で、野球部の本多利治監督(61)が部員の顔を平手打ちするなどの体罰を行っていたことが分かった。埼玉県高校野球連盟が11日、学校側から報告を受け、日本高野連に伝えた。日本高野連は16日に審議委員会を開催。日本学生野球協会の審査室会議(2月1日開催)への上申を決めた。現在、監督は野球部の指導を自粛しているという。 イノシシに襲われ男性死亡、山梨県警 山梨県山梨市牧丘町杣口の山中で、狩猟中の会社員長谷川洋さん(59)同市牧丘町城古寺がイノシシに襲われ、病院に搬送されたが死亡した。死因は左ふくらはぎなどをかまれたことによる失血死。

21日(月)
元学生、起訴内容認める、爆薬、拳銃製造など─名古屋地裁 殺傷能力の高い爆薬「過酸化アセトン(TATP)」や拳銃、覚せい剤を製造したなどとして、爆発物取締罰則違反などの罪に問われた名古屋市緑区の元男子大学生(19)の初公判が、名古屋地裁(神田大助裁判長)で開かれた。少年は罪状認否で「間違いありません」と述べ、起訴内容を全面的に認めた。 16年前の強殺容疑で逮捕、出頭の47歳男─警視庁 2002年12月、東京都足立区のアパートで会社員成嶋健太郎さん当時(23)が財布などを奪われ殺害された事件で、警視庁西新井署捜査本部は強盗殺人容疑などで台東区千束、無職川瀬直樹容疑者(47)を逮捕した。「手っ取り早くお金を手に入れようと考え、殺害した」と容疑を認めているという。

22日(火)
腎臓病後発薬でカルテルか、日本ケミファなど2社立ち入り─公取委 腎臓病患者に使われる後発医薬品(ジェネリック)の販売をめぐり、価格カルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は独禁法違反(不当な取引制限)容疑で、医薬品メーカー「日本ケミファ」(東京都千代田区)と「コーアイセイ」(山形市)に立ち入り検査した。公取委が後発薬のメーカーに立ち入るのは初めて。

23日(水)
カワウソ密輸容疑で男2人逮捕、タイから5匹─警視庁など ワシントン条約で国際取引が規制されているコツメカワウソをタイから密輸しようとしたとして、警視庁生活環境課と東京税関は関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で、いずれも職業不詳の浜野椋也(24)東京都葛飾区お花茶屋、守田和仁(52)住所不定両容疑者を逮捕した。2人は容疑を認め、浜野容疑者は「報酬をもらうために密輸しようとした」などと供述しているという。 イスラエル人、金塊4トン密輸か─千葉県警 香港から金塊200キロ(約9億2400万円相当)を密輸したなどとして、千葉県警生活経済課は消費税法違反などの疑いで、いずれもイスラエル国籍で会社社長のルーベン・ローゼン(58)東京都新宿区若葉、デビット・コーヘン(55)世田谷区代田両容疑者を逮捕した。同課は2人が密輸した金塊は計4トンに上る疑いがあるとみて、捜査を進めている。 赤坂で8000万円強盗容疑、カンボジア人の男逮捕─警視庁 東京・赤坂の路上で今月5日、古物商の男性らが襲われ現金約8000万円が奪われた事件で、警視庁捜査1課は強盗致傷容疑でカンボジア国籍の住所職業不詳ドゥオン・サブーン容疑者(31)を逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

27日(月)
強盗致傷で男性誤認逮捕、20日後に釈放─埼玉県警 埼玉県警は強盗致傷、強制わいせつ容疑などで30代男性を誤認逮捕したと発表した。男性は容疑を一貫して否認していたが、20日間勾留され、さいたま地検が処分保留で釈放。県警は同日、別の男を逮捕。これに先立ち男性に謝罪した。
スマホ自転車で死亡事故、元女子大学生に有罪─横浜地裁支部 スマートフォンを操作しながら自転車を運転し、女性に衝突して死なせたとして、重過失致死罪に問われた元女子大学生(20)の判決が横浜地裁川崎支部であり、江見健一裁判長は禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)を言い渡した。
プールで女児死亡、保育園長ら書類送検─埼玉県警 さいたま市緑区の「めだか保育園」のプールで昨年、女児(当時4歳)が水死した事故で、埼玉県警は業務上過失致死容疑で、園長の女性(68)と監視に当たっていた元保育士の女性(31)を書類送検した。2人は容疑を認めているという。

24日(木)
警察官が大学生に襲われ負傷─富山 富山市の県警富山西署池多駐在所で、勤務中の山本宏樹巡査部長(30)が刃物などを持った男に襲われた。頭などを負傷したが、軽傷とみられ、命に別条ないという。同巡査部長が男を取り押さえ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
大阪市建設局を強制捜査、電気工事で官製談合の疑い─地検特捜部 大阪市の職員らが電気工事の入札をめぐり、官製談合を繰り返した疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は官製談合防止法違反の疑いで、同市建設局を家宅捜索するなど強制捜査に乗り出した。
女子大生、11月から不明─警視庁が捜査開始 東京都葛飾区の女子大学生(19)が昨年11月から行方不明になり、茨城県内で携帯電話の位置情報が途絶えていたことが捜査関係者への取材で分かった。

25日(金)
堺あおり運転、男に懲役16年─大阪地裁支部 昨年7月に堺市でバイクにあおり運転をした上、追突して男子大学生を死なせたとして殺人罪に問われた中村精寛被告(40)の裁判員裁判の判決が大阪地裁堺支部であった。安永武央裁判長は「被告には殺意があった」と同罪を認め、懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。
三菱自・パナなど技能実習取り消し、外国人136人転職・帰国へ 法務省は外国人技能実習適正化法に基づき、三菱自動車、パナソニック、自動車部品製造のアイシン新和(富山県入善町)と建設業のダイバリー(茨城県坂東市)の技能実習計画の認定を取り消した。計画に沿った実習を行わなかったことなどが理由で、4社は今後5年間、新規実習生の受け入れができなくなる。計136人の実習生は転職や帰国を迫られる。
機長が飲酒で規定違反─AIRDO AIRDOは旅客便の男性機長(62)が「出発12時間前以降は禁止」と定められた飲酒に関する規定に違反したと発表した。
倫理で出題ミス─センター試験 大学入試センターは19日に実施したセンター試験の公民「倫理」で出題ミスがあったと発表した。適当でない選択肢を一つだけ選ぶ設問で、新たに正答となる選択肢が判明したため正解を二つに訂正した。追加の正解を選んだ受験生にも加点する措置を取った。高校教員からの照会で発覚した。

27日(日)
日野で住宅火災、4人死亡─東京 東京都日野市落川の市川宏之さん(74)方から出火し、木造2階建て約125平方メートルが全焼した。東京消防庁などによると、男女4人が救出されたが、いずれも死亡が確認された。警視庁はこの家に住む3世代の家族とみて、確認を進めている。

28日(月)
暴行後、数時間放置か─千葉の小4女児死亡事件 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡した事件で、傷害容疑で逮捕された父親で自称会社員の勇一郎容疑者(41)が心愛さんに暴行を加えた後、すぐに通報せず数時間放置していた疑いのあることが捜査関係者への取材で分かった。
18億円引き出し主導役を公開捜査─福岡県警など 17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から約18億円が不正に引き出された事件で、福岡、千葉両県警は不正作出支払用カード電磁的記録供用と窃盗容疑で指名手配中の井上勇容疑者(41)の公開捜査に踏み切った。同容疑者は準暴力団「関東連合」元メンバーで、一連の事件を主導したとみられる。

29日(火)
明石市長、職員に「火つけてこい」─兵庫 兵庫県明石市の泉房穂市長(55)が2017年、市の道路拡幅事業でビルの立ち退きが遅れていることをめぐり、市幹部職員に対し「火つけてこい。燃やしてしまえ」などと発言していたことが分かった。市長は同日記者会見し、「市のトップでありながら、申し訳ない」と謝罪した。辞意は示さず、「(4月の市長選で)判断を仰ぎたい。引き続き市のために頑張りたい」と述べた。
強制連行、国に賠償請求─大阪地裁 第2次大戦中に日本に強制連行され過酷な労働を強いられたとして、中国人元労働者と遺族ら計19人が国に総額8250万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の判決が大阪地裁であり、酒井良介裁判長は請求を棄却した。原告側は控訴する方針。
「青酸カリ」送付18社に、別の製薬会社に脅迫文 東京都内の製薬会社などに青酸カリとみられる白い粉末と脅迫文が送り付けられた事件で、同様の郵便物が都内の別の製薬会社1社にも届いていたことが警視庁への取材で分かった。粉末などが郵送されたのは、北海道や大阪府内の会社と合わせ、計18社となった。
高級時計の密輸で4000万円脱税─東京国税局 高級腕時計を密輸して消費税約4000万円を脱税したとして、東京国税局が消費税法違反容疑で、東京・上野のブランド品買い取り会社「ネクサス」と三浦綱康社長(49)を東京地検に告発したことが分かった。

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