アジア短信
7月1日(月)
北朝鮮が弾道ミサイル2発発射 韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が南西部・黄海南道長淵一帯から短距離弾道ミサイルと推定される計2発を北東に向けて発射したと発表した。
2日(火)
中国、台湾漁船を拿捕 金門島周辺の海域 海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)が澎湖船籍の漁船「大進満88号」が同日夜、中国福建省に近い金門島周辺の海域で中国海警局の船に拿捕されたと発表した。
3日(水)
インド転倒事故で死者121人に インド北部で開催されたヒンズー教宗教行事で発生した転倒事故について、通信社ANIは地元当局者の話として死者が少なくとも121人に達し、28人が負傷したと伝えた。転倒事故は首都ニューデリーの南東約200キロにあるウッタルプラデシュ州ハトラスの村で2日に発生。警察の文書によると、8万人が集まることを許可したが、約25万人が行事に参加していた。
6日(土)
パプア石油相、豪で逮捕―女性に暴行容疑、閣僚を辞任 南太平洋のパプアニューギニアのジミー・マラディナ石油相(58)がオーストラリア・シドニー滞在中、女性(31)に暴行した容疑で地元警察に逮捕された。パプアのメディアは、被害女性はマラディナ容疑者の妻と報じた。保釈された同容疑者はマラペ首相に閣僚辞任を申し出て了承された。事実上の更迭とみられる。
7日(日)
台湾駐日代表に李逸洋氏―陳元総統側近台湾の頼清徳総統は駐日大使に当たる台北経済文化代表処の謝長廷代表(78)の後任に、李逸洋・前考試院(人事院に相当)副院長(69)を起用する人事を固めた。関係者が明らかにした。李氏は陳水扁元総統の側近で、頼氏の信頼が厚いとされる。
8日(月)
「中朝友好の象徴」消える─中国・大連 中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(当時)が2018年に会談した中国遼寧省大連で、両首脳の足形をかたどった記念碑が消えていたことが分かった。「中朝友好の象徴」が突然なくなったことで、さまざまな臆測を呼んでいる。
10日(水)
中国空母、西太平洋で訓練 台湾国防部(国防省)によると、中国軍機延べ36機が台湾海峡の中間線を越えるなどして西太平洋へ向かい、中国海軍の空母「山東」と訓練を実施した。9日にワシントンで始まった北大西洋条約機構(NATO)首脳会議をけん制した可能性がある。
11日(木)
中国軍機56機が中間線越え─台湾 台湾国防部(国防省)は台湾周辺で中国の軍用機延べ66機が活動し、このうち延べ56機が台湾海峡の中間線を越えるなどして台湾側に飛来したと発表した。台湾メディアによると、中間線を越えた中国軍機の数は過去最多。台湾を自国の領土と主張する中国の軍事的威嚇が強まっている。