美しき元ミス・ウクライナ

銃を片手に志願兵で防人に

ロシア軍のウクライナ侵略で、多くの女性と老人、子供が隣国へ逃げ出す中、元ミス・ウクライナの若き女性アナスタシア・レナさんは躊躇することなく志願兵としてウクライナ軍に入隊した。
入隊後、レナさんはSNSで発信し続けウクライナ軍を鼓舞し、世界の人々がウクライナ支援に回るようメッセージを送る。
フォロワーは約10万人、その中からよく聞かれる質問が「ロシア兵士から性的暴行を受けるのではないかと怖くはないか」というものだ。侵攻後、ロシア兵士からウクライナ女性がレイプされたというニュースが出回り、危惧したフォロワーが質問したのだ。
それに対しレナさんは「そのような場合に備えて手榴弾を携帯している」と話す。
またレナさんはロシアの侵攻に対し「侵略する意図でウクライナの国境を越えてくる人間は殺す」と言って入隊を明らかにした経緯がある。
レナさんは、キーウの大学でマーケティングとマネジメントを学び、5カ国語を話せ翻訳家としての経験もある。以前はトルコでモデルや広報のマネージャーとして働いていた。
お笑い俳優だったゼレンスキー大統領にしろ、元ミス・ウクライナのレナさんにしろ、この国の人々はちょっと違う。
我が国のお笑い芸人が戦時の首相としてリーダーシップを発揮できるとはとても考えられないし、元ミスジャパンが武器を手に立ち上がるとも思えない。
味方につければ心強く、敵に回せばこれほど手ごわい人々はいない。
なおレナさんはSNSで、ロシア軍のウクライナ国内移動を困難にさせるため、すべての道路標識を撤去するようウクライナ人に呼びかけている。
「国のすべての道路にある道路標識を解体しています。敵は接続が悪く、地形の方向が分かっていません。彼らがまっすぐ地獄へ行くのを助けましょう」と彼女はいう。