海外通信

2月19日(月)
ナワリヌイ氏の妻「遺志継ぐ」 獄死したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の妻ユリヤさんが、夫の遺志を継ぎ反プーチン政権闘争を続けると宣言。今後、反プーチンの象徴的な存在に。

20日(火)
ガザ停戦、また否決 国連安全保障理事会はパレスチナ自治区ガザでの「人道的な即時停戦」を求める決議案を否決。15カ国中13カ国が賛成したが、米国が関連議案4度目となる拒否権行使。

21日(水)
米エヌビディア、業績急拡大 半導体製造の米エヌビディアの2023年11月〜24年1月期決算は、純利益が前年同期比8・7倍で過去最高。生成AI(人工知能)ブームで業績が急拡大。

22日(木)
米無人宇宙船が月面着陸 米宇宙企業インテュイティブ・マシンズの無人船が月面着陸に成功。民間企業としては世界初。

24日(土)
ナワリヌイ氏遺体、母に引き渡しーロシア 行政当局が獄死したと発表した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の遺体が、刑務所に近い極北サレハルドで母リュドミラさんに引き渡された。同氏の報道担当者がSNSで明らかにした

25日(日)
ウクライナ兵戦死「3・1万人」 ウクライナのゼレンスキー大統領が記者会見で、ロシアの侵攻以来の自軍戦死者数を「3万1000人」と初めて公表。一方で、負傷者数には触れず。

26日(月)
スウェーデンがNATO加盟 スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が決まった。ハンガリー議会が同日、スウェーデン加盟を承認し、全加盟国の批准が出そろった。先行したフィンランドと合わせてNATOは32カ国体制となる。ロシアのウクライナ侵攻に端を発したNATOの北方拡大が実現し、欧州の安全保障は新たな局面を迎えた。

27日(火)
公文書で「第3の性」禁止─アルゼンチン 南米アルゼンチンのマヌエル・アドリヌス大統領付報道官は公文書や行政の現場において、男性でも女性でもない「第3の性(ノンバイナリー)」を表現する単語などの使用を禁止するとの公文を発表した。

28日(水)
ロシア資産没収で意見に隔たり─G7 ブラジル・サンパウロで開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、ウクライナ侵攻に対する制裁として凍結したロシア資産の「没収」を巡り、意見の隔たりが明らかになった。

29日(木)
西側諸国の大使館再開へ─平壌 中国の在北朝鮮大使館は王亜軍大使が訪朝したスウェーデンの着任予定の大使と会談したと発表した。26日にはドイツの外交当局者も訪朝して中国大使館員と面会。新型コロナウイルス禍で活動を停止させていた西側諸国の大使館が再開の動きを見せている。
ガザの死者3万人超 イスラエルとハマスの戦闘開始以降のパレスチナ自治区ガザの死者が3万人を超える。国連は、支援物資の搬入停滞により、ガザ人口の4分の1が飢餓寸前と警告。

3月1日(金)
厳戒下でナワリヌイ氏葬儀─ロシア ロシアのプーチン大統領を批判し、刑務所で死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の埋葬式(葬儀)が、モスクワ市南東部で執り行われた。

3日(日)
パキスタン下院、シャバズ前首相を再任パキスタン国民議会(下院)は新首相を選ぶ投票を行い、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)を率いるシャバズ・シャリフ前首相(72)を再任した。PML─Nは2月の下院選で議席を伸ばせず、他の党との連立で過半数を確保した。権力基盤は弱く、国内で強大な力を握る軍の影響力が強まる可能性がある。
移民乗せたボート転覆─仏北部 フランス北部パ・ド・カレー県の運河で移民16人を乗せたボートが転覆し、乗っていた子供のうち7歳の少女が溺死した。捜査関係者は「ボートはおそらく盗まれたもので、乗船人数はオーバーしていた。彼らが乗船してすぐに転覆したもようだ」と述べた。
ハイチで治安悪化、非常事態宣言 カリブ海諸国のハイチで治安が急速に悪化し同国政府が72時間の非常事態宣言を出した。

4日(月)
フランス、憲法に中絶の自由明記 フランスの上下両院はパリ郊外のベルサイユ宮殿で合同会議を開き、女性が人工妊娠中絶を選ぶ「自由」を憲法に明記することを賛成多数で可決、正式に決定した。フランスメディアによると、中絶の権利を憲法に明記するのは世界で初めて。
保守強硬派が圧勝─イラン国会選 イランで1日行われた国会(定数290、任期4年)議員選挙で、AFP通信によると、これまでの開票作業で一部の議席が確定していないものの、保守強硬派が3分の2以上の議席を獲得して圧勝した。

5日(火)
強制労働製品の輸入禁止へ、EU 欧州連合(EU)理事会と欧州議会は強制労働を利用して作った製品の欧州単一市場への参入を禁止することで暫定合意した。同協定は、強制労働者を搾取している企業を特定し、その製品を禁止する際に欧州委員会と加盟国が負うさまざまな責任を明確にするもの。文書草案には中国の新疆ウイグル自治区についての明記はないが、ウイグルでの強制労働を念頭に人権を極端に侵害している場合を対象にした。
ハマスに休戦案受諾要求─米大統領 イスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止に向けた交渉で、バイデン米大統領は記者団に「現在(合意の成否は)ハマスに委ねられている」と述べた。交渉妥結はハマス側の態度次第だとの認識を示し、米国などがまとめた休戦案の受け入れを求めた。
トランプ氏指名確実─米スーパーチューズデー 11月の米大統領選に向けた民主、共和両党候補の指名争いで16州・地域で予備選と党員集会が集中するスーパーチューズデーを迎え、共和党は独走中のトランプ前大統領(77)が圧勝し、指名獲得を決定付けた。
ヘイリー氏が撤退表明─米大統領選 米大統領選の予備選などが集中するスーパーチューズデーから一夜明けたトランプ前大統領(77)の共和党唯一の対抗馬だったヘイリー元国連大使(52)が撤退を表明した。「トランプ氏以外」を選んだヘイリー氏支持層の動向は本選でカギを握っており、再戦が固まったトランプ氏と民主党のバイデン大統領(81)が早速、争奪戦に乗り出した。
ゼレンスキー氏の近くにミサイル着弾─ウクライナ ウクライナのゼレンスキー大統領は黒海に面する南部オデッサをギリシャのミツォタキス首相と訪問中、ロシア軍のミサイルが至近距離に着弾したと明らかにした。ギリシャのメディアは、約150㍍の距離で爆発があったと報道。ロイター通信は関係者の話として、両首脳の車列から500〜800㍍離れた港湾施設に着弾したと伝えた。

6日(水)
米経済「軟着陸」実現へ─FRB議長 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、連邦議会下院の金融サービス委員会で、米経済は物価安定と成長維持を両立する「ソフトランディング(軟着陸)」を実現し得ると明言。また、インフレ率の「著しい」低下を踏まえ、「今年のある時点で」利下げ開始が適切になるとの見方を示した。

7日(木)
スウェーデンがNATO正式加盟 北欧スウェーデンが、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟した。クリステション首相が、米ワシントンでブリンケン国務長官にNATO加盟の関連文書を手渡し、手続きが完了した。NATOへの新規加盟は去年4月のフィンランド以来で32カ国目になる。
4隻目の空母建造明言─中国海軍高官 中国軍が4隻目となる空母を建造していることを明らかにした。袁華智・海軍政治委員が香港メディアの取材に対し、建造中だと認めた。中国軍高官が4隻目の建造を明言したのは初めて。
北方拡大に核戦力で威嚇、プーチン氏 スウェーデンの正式加盟で北大西洋条約機構(NATO)が32カ国体制になったことに対しロシアのプーチン大統領は、改めて核戦力で威嚇した。2月下旬に核兵器搭載可能なTU160超音速戦略爆撃機の改良型に試乗したことに言及し、「世界で他にない」兵器だと豪語した。
ウクライナへ砲弾80万発供給、チェコ チェコのパベル大統領はロシアの侵攻を受けるウクライナに対して、早ければ数週間以内に80万発の砲弾を追加供給できると発表した。
非常事態宣言を延長、空港や港も閉鎖─ハイチ カリブ海諸国ハイチ政府は首都ポルトープランスなどに出されていた非常事態宣言を1カ月延長すると発表した。4月3日まで続けられる。

11日(月)
アンリ首相が辞任意向―ハイチ カリブ海の島国ハイチのアンリ首相(74)は辞任する意向を発表した。アンリ首相には、ハイチの治安悪化の原因をつくっているギャングが辞任を要求、米政府も「政治的移行」を求めるなど暗に退陣を求めていた。今後、大統領評議会を設立し、暫定大統領を選出する。